キノコ大パニック!(シュン作) マリオ「うーん。キノコ最高!」 今朝もマリオはキノコをおいしそうに食べています。 ルイージ「兄さん…よく毎日キノコばっかり食べて飽きないね…。」 マリオ「弟よ、キノコは我ら兄弟にとってのエネルギー源なんだ。欠かすわけにはいかないだろ。」 ルイージ「兄さん…。(:_;)」 マリオ「キノコさえうまけりゃそれでいいのさ!」 この時2人は思いもしませんでした。そのキノコのせいで大事件が引き起こされるとは…。 ピーチ「みんなー、ご飯できたわよー!」 そして待ちに待った夕食の時間がやってきました。 ヨッシー「わーい、ごはんごはんー!今晩はなんですか?」 ピーチ「キノコ鍋よ。キノコはリンクさんがとってきてくれたんだから。」 リンク「ち、ちょっと恥ずかしいな…。」 クッパ「間違えて毒キノコなんかとってないだろうな。」 リンク「そんなこと、ないよ…。」 クッパ「まあいい。我輩はあのキノコ兄弟に毒味してもらってから食うから。」 そこに噂のキノコ兄弟がやってきました。キノコはすでに鍋の中でおいしそうに煮えています。 マリオ「あ〜、夕飯におくれたおくれた。おー、今日はキノコ鍋かー。うまそー!」 ルイージ「マリオも好きだな。だけどさ、今夏じゃないのか?夏にキノコ鍋なんかあまり聞いたことないけど…」 この一声で辺りは静まりかえってしまいました。確かに今は八月。とても鍋のあう時期ではありません。 ヨッシー「…食べられればなんでもいいですよ。季節なんか関係ありません!」 マリオ「そうだ!夏だからといってキノコ鍋をしてはいけない理由はない!」 ルイージ「いや、誰もしてはいけないとは言ってないんだが…。」 カービィ「もういいからたべよーよ。おなかペコペコ〜!」 ピーチ「そーね、じゃ、みんないくわよ。せーの。」 全員「いただきまーす!」 ドンキー「ところでバナナはないウホか?」 クッパ「あるわけないだろ、キノコ鍋だぞ!」 そして全員がキノコ鍋を食べようとした時、事件は起こりました。 マリオ「よし、一番乗りに食ってやる!」 マリオがキノコをとろうと立ち上がり、はしを振り上げた瞬間、服からボロボロとキノコが出てきて全て鍋の中に入ってしまったのです。 マリオ「あっ、やっちまった。」 フォックス「お前…なんで服にキノコを入れる?」 マリオ「キノコはいつもストックを用意しとかんと気がすまないんだ。」 ルイージ「兄さん…それはいいけどまさか毒キノコなんか入れてないよな?」 マリオ「毒キノコもキノコだ!のけ物にしたらかわいそうだろ!」 ピーチ「そう言ってるってことは入れてたのね。」 マリオ「もちろん!」 マリオは平気な顔で言いました。 マリオ以外全員「バカー!食べられなくなったじゃないかー!」 マリオ「え?」 マリオは他のメンバーの気持ちを全く理解できていないようです。 ガノンドロフ「もうダシ出てるぞこれ。」 ファルコ「どういう神経してんだマリオは。毒キノコを持ち歩くって。」 ピーチ「あーあ、もうどうしてくれるのよ。せっかくリンクさんがとってきたキノコだったのに。」 リンク「で、でもあの人(?)達はおいしそうに食べてるけど…。」 ヨッシー「毒キノコもおいしいですー!サイコーですー!」 カービィ「おいしいなー!」 この2人(?)にとっては毒キノコも敵ではないようです。むしゃむしゃ食べています。 マリオ「こらヨッシー、カービィ。俺とルイージの分も残しておけよ。」 ルイージ「な、なんで俺まで…。」 このキノコ鍋はヨッシーとカービィとマリオとルイージ以外誰も食べられませんでした。なので、 グ―――――――― 他の仲間達はみんなお腹ペコペコです。 ゲームウォッチ「ハラヘッタ…。」 プリン「カー君達がうらやましいプリ〜。毒キノコが食べられて〜。」 ピカチュウ「そっちの方がおかしいと思うけど…。」 サムス「さすがの私も毒キノコを食べる勇気は…。」 ファルコン「いや、溺れるものはわらをもつかむ。腹が減ったときは毒キノコだって立派な食材になるはず!」 ファルコ「あー、ファルコン、はやまるなー!」 ついにファルコンはキノコ鍋を食べてしまいました。それが引き金になり、みんな次々キノコ鍋に手を出しました。そして、 ファルコン「うぎゃ――、腹があ〜〜!」 ゲームウォッチ「痛イー!苦シイー!」 ガノンドロフ「俺なんか笑い茸にあたったみたいだー、ギャハハ!」 ネス「僕なんか泣き茸だよー、うえーん、うえーん。」 ポポ「やっぱり毒キノコなんか食べるべきじゃなかったね、ナナ。」 ナナ「うん、ポポ。」 みんな次々毒キノコにあたり、苦しみ出していきます。 リンク「み、みんな大丈…夫じゃ…ないよね。」 ピーチ「当たり前でしょ、マリオ、ドクターの出番よ!ってキノコ鍋食べてるヒマなんかないわよ!」 マリオ「あ〜、ちょっと姫〜!」 こうしてスマキャラの大半は医務室行きになりました。そして夕食もめちゃくちゃになってしまいました。 Dr.マリオ「全く。俺の夕食タイムが台なしになったじゃないか。」 マリオはぶつくさ言いながらドクターになり、毒キノコにあたった患者達の治療を始めました。 ミュウツー「自業自得だ。それにしてもどいつもこいつもバカだ。わかってて毒食うとはな。飢饉でもないのに。」 ファルコン「うるさーい!お前にゃこの気持ちわからねーよ!」 ロイ「俺は食べたくなかったけどマルスに無理やり食べさせられたんだ!この無鉄砲が!」 マルス「だって毒味は自分でやったら意味ないもん。」 ロイ「だからって俺で毒味するな!」 リンク「ま、まあまあ…。」 ガノンドロフ「どうしてくれんだよマリオ!お前のせいだぞ!ギャハハ、ギャハハ!」 ネス「なんとかしてー、うえーん、うえーん。」 ゼルダ「お2人はあまりしゃべらないほうが…。」 ミュウツーの言う通りこれは自業自得なのですが、ほとんどの人達は静かにせず騒いでいます。 Dr.マリオ「みんな静かにしろよな。今薬を持ってきて…あ!」 ピーチ「どうしたの、ドクター?」 Dr.マリオ「解毒剤の材料が足らない…。」 全員「えー!」 この言葉にさらにみんな荒れました。 ゲームウォッチ「まりおー!」 さすがのドクターもこれには責任感を感じたのか、 Dr.マリオ「わー、わかったわかった。今からとってくるから。だけど1人じゃちょっと…。」 ファルコ「だったら食ったくせにあたらんかったゴリラでも連れてけ!」 ドンキー「ウホ?」 サムス「あとドラゴンと緑のわき役もね。」 ヨッシー「ドラゴンってボクのことですか?」 ルイージ「わき役って言うな!」 ポポ「あとピーチさんとクッパさんも行ってみたらどうですか?」 ナナ「これでマリオファミリーが揃いますから。」 ピーチ「それだけのために私を!?冗談じゃないわ。私はここで患者さんの世話してるほうがいいわ。」 クッパ「我輩もやる気が…。」 ピーチとクッパは行きたくなさそうです。それをピチューが恐い目で見つめています。 ピチュー「ピチュー!みんながかわいそうだよ。ピーチのお姉ちゃんとクッパのおじちゃんもいってあげてよ!じゃないとひどいめにあわせるからね!」 プリン「ひどい目ってどんな目プリ?」 ピチュー「こうだよ!ピチュー!!」 ピチューは次々にでんげきを当てました。ピーチとクッパもダメージを受けましたが、その度ピチューも傷ついていきます。むしろ後者の方がダメージが大きいようです。 ゼルダ「ピチューさん、傷だらけ…。」 マルス「かわいそー!2人とも行ってあげなよー!」 ファルコン「そうだそうだ!毒にあたった俺の身にもなってみろ!」 ピチューの思惑とは違いましたが、ピーチとクッパはみんなの反感を買いました。 ピーチ「わ、わかった!わかったわよ!行けばいいんでしょ行けば。」 クッパ「うらむぞ、マリオ。」 ピーチとクッパの怒りはドクターに向けられました。 Dr.マリオ「や、やめろよ…。と、とりあえず姫、ドンキー、クッパ、ルイージ、ヨッシー。解毒剤に必要な材料は超強力な毒で食ったやつはどんなに元気なやつも一発で死ぬキノコなんだ。その粉を少量入れればすぐにでも薬ができる。それはこの近くのキノコ畑の中にあるから。じゃあ探しにいくぞ!」 そしてマリオ達は畑に向かうことになりました。 マリオ達はキノコ畑につきました。そこには一面キノコが生えています。 クッパ「うわ!こんな中を探すのか?」 マリオ「当たり前だ。強力な毒キノコはこの畑に1本しか生えていないんだ。」 ドンキー「…オレパスウホ。こんなのみつかるはずないウホ。」 ピーチ「はいバナナ。」 ピーチはバナナを1本渡しました。とたんにドンキーの目の色が変わりました。 ドンキー「ウホ〜!」 ピーチ「強力な毒キノコをとってきたらもっとあげるわよ。」 ドンキー「まかせろウホ!かならず毒キノコはみつけるウホ!」 ドンキーはとっても元気になり、普段ではありえないくらいのスピードで毒キノコを探し始めました。 ルイージ「単純な奴。」 クッパ「ところでマリオ。なんで解毒剤作るのに毒キノコがいるんだ。」 マリオ「説明しても意味わかんねーだろうからこう思っとけ。目には目を…つまり毒には毒ってことだ。」 ヨッシー「それでもよくわかりません。ところでドンキーさん、ものすごい勢いでキノコを探してますが、ドンキーさんは毒キノコがどんな形してるか知ってるんですか?」 マリオ「あ…。」 マリオはうっかりしていたようです。 クッパ「そういえば我輩も知らんぞ。最初にキノコの形を言わんとは…。やっぱりマリオはあほだな。」 マリオは毒キノコの説明を始めました。 マリオ「…えーっと、毒キノコは普通のやつと違ってメチャ濃い紫色で、特有のにおいを出すんだ。」 ヨッシー「へー、それじゃあこんな感じですか?」 ヨッシーが濃い紫で特有のにおいを出す毒キノコを見せました。 マリオ「そーそーそんな感じ。じゃあドンキーに負けないくらいがんばって探…探…ってそれだよそれ!そのキノコがそうじゃん!」 ルイージ「反応が遅いって。」 マリオ「すごいな、ヨッシー。」 ピーチ「毒キノコが見つかったからもうここに用はないわね。帰りましょ。」 マリオ達は帰ろうとしました。しかし、ことはすんなりと思い通りにはいかないようです。向こうから人がやってきました。 「コラー!人の畑を荒らしてるのは誰だー!」 その人は農家の人らしいようです。怒っています。マリオ達はもちろん、 クッパ「逃げろ〜!」 全員一斉に逃げ出し、なんとか助かりました。 ルイージ「はあ、はあ…なんとか助かった…。兄さん、あの畑私有地だったのか?」 マリオ「ああ、あの人の畑さ。前から知ってた。」 クッパ「なら最初に言え!」 マリオ「いーじゃんキノコ見つかったし。ヨッシー、キノコは?」 ヨッシー「それならここに…あれ?」 マリオ「どうした?」 ヨッシー「…どうやら畑に落としてきてしまったみたいです…。」 マリオ「えー!なに考えてんだよー!」 ピーチ「ところでドンキーはどこへいったの?見当たらないけど。」 なんとドンキーは逃げていなかったのです。 ルイージ「何やってるんだあいつは?…あ。」 ルイージは遥か遠くの畑を見て固まりました。 ヨッシー「どうしました?」 ルイージ「まだ畑でキノコ探してる。あっ、今この畑の持ち主の農家を吹っ飛ばした。」 マリオ「おいおい、農家のやつ大丈夫か?あれで何かあったら俺達の責任だぞ。」 ヨッシー「ですがこのまま帰るわけにはいきませんよ。キノコはあそこですし。」 クッパ「だよな、今帰ったらみんなから癇癪をもらうぞ。」 ルイージ「戻るとしたら農家が気絶してる今しかないぞ。」 マリオ「そうだな。だけどみんな、念のためこっそりいくぞ。」 ピーチ「そうね。」 マリオ達はまた畑に戻ることにしました。 マリオ達がキノコ畑に戻ってきた時、ドンキーは豪快にキノコを探して(荒らして)いました。 マリオ「うわー、すっげー荒れよう。見つかったら殺されるぞ、これ。」 クッパはドンキーに駆け寄り、 クッパ「おいドンキー。キノコはもっと丁寧に…。」 ドンキー「うるさいウホ!どくウホ!」 ドカッ クッパ「ぐわー!」 クッパは突き飛ばされてしまいました。もはやドンキーは何も見えていません。見えるのはキノコとその先に待ってるバナナだけです。 ピーチ「ドンキー、毒キノコだけにどく?うまいわ!」 ヨッシー「言ってる場合ですか?」 グ〜〜〜〜〜〜〜〜 その時、ヨッシーのお腹が鳴りました。 ヨッシー「あっ、おなかがへりました。」 ヨッシーは目の前のキノコを見て舌なめずりをしました。 ヨッシー「じゅるり、1本だけ、1本だけなら…。」 マリオ「わ〜、やめろ〜!」 みんな慌ててヨッシーを押さえました。 ピーチ「絶対1本じゃ満足しないでしょう!」 ヨッシー「食べさせてくださ〜い!」 ルイージ「さっきキノコ鍋食べたばっかりだろ!」 ヨッシー「でもおなかペコペコです〜!」 クッパ「食べて農家の奴に見つかったら我輩達も怒られるんだ。頼むからやめてくれ。」 クッパが近寄った時、ヨッシーがおとなしくなりました。しかし、目が怪しく光っています。 ヨッシー「…未知の味。」 クッパ「…は?」 ヨッシー「たしか乱闘でもクッパさんを食べたことありませんでしたよね。きっとさぞかし固くてかみごたえがあるでしょう。キノコが食べられないならクッパさんを…。」 クッパ「わ〜!」 こうしてクッパとヨッシーの追いかけっこが始まりました。キノコはそのたびつぶれていきます。マリオ「わ〜、キノコがー!えーい、こうなりゃ…ヨッシー!ぺちゃんこになったやつなら食べても…。」 ルイージ「わあ、兄さんまで何考えてるんだ。」 ピーチ「やめなさいってば!ってキャー!」 マリオ「どうしたんですか、姫?」 ピーチ「あそこにあるの、毒キノコ…。」 ピーチが向こうにヨッシーの落とした毒キノコがあるのを見つけました。しかし、それは今にもクッパに踏み潰されそうです。 マリオ「うわー、キノコがー!」 もう終わりかと終わったその時、奇跡が起こりました。 ドンキーが偶然やってきてクッパとヨッシーを吹っ飛ばしたのです。 ドンキー「へんなキノコみつけたウホ!とっておくウホ!」 マリオ「はーっ、助かった。」 ピーチ「ドンキー!それよ、それが毒キノコよー!ありがとう、はい、バナナよー!」 ピーチがバナナをふってドンキーに呼び掛けました。ドンキーはそれを見て喜びました。 ドンキー「ウッホー!」 ドンキーはピーチのところまで駆け出しました。そのはずみで毒キノコから手を離してしまいました。そしてそのキノコは宙を舞い、 クッパ「た、助けてくれー!」 ヨッシー「待ってください未知の味〜!」 ヒュルル、スポッ ヨッシー「ん?もぐもぐ…ゴクン。」 ヨッシーの口の中にホールインワンしてしまいました。おまけに飲み込んでしまったようです。 マリオ「あ、あああ〜!!」 ピーチ「た、食べちゃった…。」 ルイージ「ヨッシーのことだから毒の影響はなさそうだけど…。」 マリオ「薬が〜!このままじゃ全員から袋だたきだ…。」 マリオ達はこれからどうなるのでしょうか? クッパ「お、おい。どうしたっていうんだよ。」 ヨッシー「?」 ドンキー「ウホ?」 事情のよくわかっていない3人は不思議そうにマリオ達を見ていました。マリオはヨッシーに怒鳴りました。 マリオ「ヨッシー!よくも毒キノコ食いやがったな!なんてことしてくれたんだ!」 ヨッシー「えっ、毒キノコをボクが?あっ、あ、すいませ〜ん!」 ムゴッ モゴッ モゴッ ヨッシー「あ、あれ?なんなんですか?」 その時、ヨッシーの体が変化し始めました。そして、 ヨッシー「うわー!キノコになってしまいました〜!」 ルイージ「うわ、毒キノコで死なずにキノコになるとは…。」 みんな驚いていますが、マリオだけは、 マリオ「このメチャ濃い紫。特有のにおい…。間違いない、これはあの毒キノコだ!よし、ヨッシー、動くなよ!それ!」 ボウンッ マリオはドクターマリオにチェンジし、大きい注射器を取り出しました。 ヨッシー「うわああマリオさん、何するつもりですかー!」 Dr.マリオ「みんなの毒を消すためにはその毒キノコが必要なんだ。お〜いみんな!ヨッシーをおさえろ!」 ピーチ「OK!」 ルイージ「動くなよ。」 クッパ「じっとしてろ。」 ドンキー「ウホ!」 ヨッシー「わあああああ〜、やめてくださ〜い!」 Dr.マリオ「すこし痛いががまんしろ。それ!」 ブスッ ヨッシー「ギャ――――――――――!」 ドクターはヨッシーに注射器をさし、エキスを吸い出しました。 Dr.マリオ「よし、採取完了。このキノコのエキスさえあれば薬はできる。さっ、帰るぞ。」 ヨッシーはというと毒キノコエキスを吸われ元に戻りましたが、すっかりのびていました。 クッパ「これで我輩の仕事も終わりだな。」 ルイージ「ま、ヨッシーにとっちゃ苦痛だったがな。」 農家の人「ちょっと待った…。」 いつの間にか農家の人は復活していました。かなり怒っているようです。 農家の人「お前達が騒ぐからうちの畑はめちゃめちゃじゃないか。どうしてくれる!」 キノコ畑のキノコはマリオ達のおかげですっかりぺしゃんこです。 農家の人「そんなにキノコが欲しけりゃいくらでもやるよ。だからとっとと出ていけー!」 ポイ ポイ ポイ 農家の人はつぶれたキノコを投げ付けてきました。 マリオ「うわー、やめてくれー、ごめんなさーい!」 ピーチ「もう2度と来ないからー!」 マリオ達は慌てて逃げ出し、なんとか振り切りました。 その後、マリオは解毒剤を作り、みんなを治すことができました。 そして、次の日、 ファルコン「全く。昨日はマリオのせいで大変な目にあったぞ。」 マリオ「もう治ったんだからいいだろ。」 ピーチ「みんな〜、ご飯よ〜!」 マリオ「あっ、メシだメシ。今日はなんだろーな。」 マリオははしゃいで食堂に向かいました。そこに並んでいたのは、 ピーチ「キノコご飯にキノコシチュー、キノコのみそ汁にキノコのおひたし。そしてキノコジュースよ。昨日はマリオ大活躍だったからキノコづくしにしてみたわ。」 プリン「たくさん食べるプリ!」 目の前に並ぶキノコ料理の数々。マリオは喜ぶかと思いきや、 マリオ「わ〜〜〜!!やめてくれ、もうキノコはうんざりだー!」 マリオは逃げ出していきました。昨日のことですっかりキノコがトラウマになっているようです。 ルイージ「に、兄さんがキノコを嫌がるなんて…。」 クッパ「重傷だぞ、あれは。」 ドンキー「なさけないウホ、キノコなんかこわがるなんて。オレはへーきウホ!」 ネス「昨日はよっぽど大変だったんだね、マリオ…。」 ヨッシー「いい気味です。昨日ボクをひどい目に合わせた罰です。」 マリオ「もう俺にキノコを見せるな〜!」