ピーチとヨッシーはマリオの氷を溶かす方法を考えていました。 ピーチ「マリオのことだからずっと凍ってても死なないだろうけど…。」 ヨッシー「ファイアフラワーは?」 ピーチ「さっき使った1本だけ。その1本も火力切れよ。」 ヨッシー「じゃあしかたありませんね。」 ピーチ「ええ。」 2人はうんとうなづいた後、 ピーチ&ヨッシー「自力で氷を溶かしてもらいましょう!」 ポポ&ナナ「「ええ?!」」 ポポとナナはびっくりぎょうてんしました。 ピーチ「もちろん私達が何か刺激を加えて熱くさせるのよ。」 ヨッシー「マリオさんを熱くするには…。」 ピーチ「私の色じかけしかないわ!」 ポポ「色じかけ!?」 ナナ「なんだか怖いです…。」 ピーチ「さあマリオ。私のことを思って!」 マリオ「ピ、ピーチ姫…。」 マリオは熱くなりましたが氷を溶かすほどではないようです。 ヨッシー「ピーチさん、もっと色気づけなきゃダメです!」 ピーチ「ええ〜!!」 ヨッシー「ドレスのすそをギリギリまで上げてください!」 ピーチ「えー!そんなことできないわよ!」 ヨッシー「何言ってるんですか!マリオさんを助けるためですよ!」 ピーチ「え〜い!!こうなったらもうやけくそよ!」 ピーチはドレスのすそを後ちょっとで中が見えるくらいまであげました。 マリオ「ピーチ姫…!ピーチ姫…!」(*・・*) マリオは更に熱くなっています。 ヨッシー「後ひといきです!今度はドレス脱いじゃってください!」 ピーチ「いーかげんにしてよね!それはできないわよ、絶対。」 ヨッシー「なら肩をちょっと出すくらいでいいですから。」 ピーチ「もう!こうなれば恥じらいと寒い感覚なんて捨ててやる!」 ピーチはドレスを脱いでほとんど上半身裸の状態になりました。これでマリオは更にヒートアップしました。 マリオ「……ピーチ姫〜〜!!!」 パリーン!! ついにマリオの氷は溶け、割れました。 ヨッシー「やった〜〜!割れました〜!」 ピーチ「はっくしょん!早く服着ないと風邪ひく〜!」 ポポ「な、なんて…。」 ナナ「大胆な…。」 ポポ&ナナ「「ですが、あなた達は合格です!」」 3人「やった〜!!」 ポポ「ですがお父様は、」 ナナ「親戚のところにお出かけ中です。」 3人「え!?」 マリオ「雪の王がでかけてる?!そりゃないぜ。」 ピーチ「何のために来たのよ。」 ヨッシー「うう…脱力したら急にものすごい寒気が…。」 3人ともショックをかくしきれないようです。 ポポ「困ったね、ナナ。」 ナナ「お父様に連絡してみようか。」 ポポ「そうだね。でも親戚の人お父様を必要としてたし…。」 ナナ「来てくれるかな…。でもとりあえずやってみよう。」 その時です。 ポポ「!この気配…。」 ナナ「お父様が来た!」 マリオ「何!?雪の王が帰ってきた!?」 ピーチ「本当!?」 ヨッシー「どこですか、王様は!」 雪の王が帰ったとわかった途端、3人は元気になりました。 ポポ「お父様はおそらく、」 ナナ「王の間にいると思います。」 3人「とっとと案内しろ!」 ポポ&ナナ「「はい…。」」 マリオ達は王の間にやってきました。 ポポ「こちらが王の間です。」 ナナ「まず私達が入ります。」 ポポ「僕達がいいと言ったら、」 ナナ「入って来て下さい。」 ポポとナナは王の間に入りました。しばらくして、 ポポ「お父様、おりました。」 ナナ「どうぞ入ってください。」 ピーチ「はーい!」 ピーチとヨッシーは中に入りましたがマリオは入ろうとしません。 ピーチ「マリオ、どうしたの?何で入らないの?」 マリオ「だってまだあいつら「いい」って言ってないだろ。」 ヨッシー「あらら!」 全員またまたずっこけました。 ヨッシー「マリオさん…ほんとにかしこくありませんね。」 ピーチ「いーから入りなさい!」 ピーチはマリオを無理やり王の間に入れました。 ポポ「お父様!テストをパスした方を、」 ナナ「お連れいたしました。」 ピーチ「王様、こんにちは。」 雪の王「面を上げろ。堅苦しくすることはない。」 雪の王はかなり威厳がある容姿をしていました。 ヨッシー「あなたが雪の王なのですか?」 雪の王「いかにも。私が雪の王ガノンドロフだ。」 なんと雪の王とはクッパの親戚ガノンドロフのことだったのです。しかしそんなことはもちろん知らないマリオ達はついにお願いをかなえてもらえると大はしゃぎです。 ガノンドロフ「それで、お前達は願いをかなえてもらいに来たんだな。」 マリオ「いかにもその通りでございます。」 ガノンドロフ「よかろう。3人だから願いは3つだな。順番に言ってみろ。」 マリオ「つ、ついにこの時が…。」 ヨッシー「まずはボクからですよ。」 マリオ「何言ってるんだ。俺からだろ。」 ヨッシー「マリオさんのお願いなんてたかが知れてますよ。」 マリオ「お前こそ知れてるぜ。」 ヨッシー「ボクはマリオさんよりいい願いだという自信があります。」 マリオ「それはこっちのセリフだ!」 マリオとヨッシーはケンカを始めました。その間に、 ピーチ「超高級ブランドバックとダイヤいっぱいのネックレスをちょうだい!」 ガノンドロフ「ちゃちな願いだな。まあいいや。わかった。えい!」 ボンッ ガノンが手をかざすとバックとネックレスが出てきました。 ピーチ「キャ――!これ前から欲しかったのよ――!」 マリオ「ああ…俺が最初に言うはずだったのに…。」 ヨッシー(!チャンスです!) ヨッシーはここぞとばかりに叫びました。 ヨッシー「世界3大珍味を出してください!!!!」 マリオ「あ〜!」 ガノンドロフ「なんだ、またちゃちじゃん。まあいい。えい!」 今度はキャビア、トリュフ、フォアグラが出てきました。 ヨッシー「わーい!1度食べて見たかったんです!」 マリオ「結局お前そういう願いじゃんか!」 ガノンドロフ「最後は赤帽子のお前だな。言ってみな。」 マリオ「はあ、結局俺が最後かよ。」 ヨッシー「マリオさん。クッパさんの居場所を見つけることを願ってくださいね。」 マリオ「あ〜〜!しまった!」 マリオはそのためにここまで苦労して来たということを思い出しました。 マリオ「俺だって他にかなえたい願いがあったのに…。」 ヨッシー「早い者勝ちですよ。」 ピーチ「それとも、ここまで来てルイージを見捨てるの?」 マリオ「う…。」 マリオは腹を決めました。 マリオ「クッパの居場所を…教えてくれ。」 ガノンドロフ「クッパ…?…ハハハ。それは面白い。よかろう、そいつのところに案内してやるからきな。ポポとナナも来い。」 ポポ「え…?」 ナナ「私達も…?」 ガノンドロフ「全員屋上に出ろ。」 屋上にはピエロの顔の飛空船がありました。 ピーチ「何?このセンスのない乗り物は。」 ガノンドロフ「親戚からの借り物なんだ。これで連れてってやるよ。」 マリオ「おい、さっきみたいに魔法かなんかでパッと行けないのか?」 ガノンドロフ「そんな風に行くほどのもんでもないさ。」 ピーチ「…?」 ガノンドロフ「じゃあ出発だ!」 マリオ達は飛空船に乗って城から飛び立ちました。 ガノンドロフ「ついたぞ。」  ガノンは城のある所に船を降ろしました。 マリオ「ここにクッパがいるんだな。」 ガノンドロフ「ああ、もし嘘だったらいけないから一緒に行って確かめてやるよ。」 マリオ「んじゃ入るぞ。」 マリオは城のドアを押しました。しかし、ドアはびくともしません。 マリオ「この、あかね!」 ピーチ「どれどれ。」 ヨッシー「ボクにもやらせてください。」 ポポ「カギがかかってるんでしょうか?」 ナナ「かかってるかも…。」 5人がかりでもドアは開きません。その様子をガノンが呆れた顔で見ていました。 ガノンドロフ「お前達…揃いも揃ってバカか?」 ヨッシー「どうしてですか?マリオさんはともかく何でボクらまでそうなるんですか?」 マリオ「おい、ヨッシー!」 ガノンドロフ「だってそれ…引くドアだぞ。ドアにも『引く』って書いてあるじゃないか。」 ガノンが5人の間に割って入り、ドアを引きました。するとドアはあっさり開きました。 ピーチ「…え?」 ヨッシー「マリオさん!」(怒) マリオ「ア、アハハハハハ!さあみんなドアは開いたぞ!入るぞ!」 決まりわるくなったマリオは笑ってごまかしました。そんなマリオの様子を見てみんなしらーっとした顔をしました。 マリオ「さあクッパ!どこにいるんだ!出てこい!」 クッパ「ここにいるけど。」 マリオ「うわあ!!」 クッパはあっさり姿を現しました。 ピーチ「あっさりやってきたわね。」 マリオ「クッパ!ルイー…。」 ヨッシー「おにぎり返しなさい!」 ヨッシーはマリオを遮り、クッパに叫びました。 クッパ「おにぎり?」 ヨッシー「あなたがおにぎり持ってるというボクのカンです!ここまで来ておにぎりがドンキーさんに食べられた分以外見つかってないんですから!」 ヨッシーは勝手なことを言っています。 マリオ「ああ、あとルイージも忘れずに。」 クッパ「ルイージ?おにぎり?あ、そっか。きな。どっちも返してやるよ。」 クッパはマリオ達に背中を向けて歩き出しました。 マリオ「なんだあ?」 ポポ「ついてこい…、」 ナナ「ってことでしょうか?」 マリオ達はクッパについていくことにしました。 クッパ「さあ、ここだ!」 クッパがある1つの部屋のドアを開けました。すると、 ガノンドロフ「おおっ!」 ポポ&ナナ「「わ〜!」」 ヨッシー「うわ〜〜!」 ピーチ「何これ〜!」 マリオ「どうなってんだ?」 全員びっくりして部屋の中を見ました。 果たしてマリオ達は一体何を見たというのでしょうか?それはまた次の話。 マリオ達の目の前にはたくさんのごちそうが並んでいました。 ルイージ「あっ、マリオ。」 ドンキー「ウホ!」 そこにはルイージとドンキーもいました。 マリオ「お前達、どうして?」 ルイージ「いやあ、俺達なんか誤解してたみたいだな。クッパは俺達を宴会に誘いたくて俺をさらったんだってさ。」 クッパ「本当は女に歩かせたくなくて彼女をさらうつもりだったんだがな。」 ピーチ「私のことね。」 ガノンドロフ「実は俺も子供達と宴会に誘われてたんだ。俺とクッパは親戚だからな。」 マリオ「えっ、そうだったの?」 ピーチ「どうりであんなちゃちな飛行船なんかで私達をここへ連れていかせたわけだわ。」 クッパ「悪かったな、それ我輩のだぞ。」 ガノンドロフ「だけど俺もそう思うぞ。」 クッパ「ガノンまで言うか。」 ヨッシー「そんなことより早く食べましょうよ。」 ポポ「確かに。おいしそう、」 ナナ「ですから。」 マリオ「よーし、みんなで宴会を始めるぞ!」 全員「オ――!!」 宴会が始まりました。最初に全員の乾杯から入り、それから穴に落ちたおにぎりやマリオ達がお土産にもらったカキを食べたりしました。 マリオ「飲めや歌え。踊れや踊れ!」 ネス「僕も交ぜて〜!」 ピチュー「ボクも〜!」 クッパ「おお、ネスじゃないか。ピチュー君も一緒か。」 ネス「うん。一緒に宴会したいよ、パパ。」 ヨッシー「パパ!?」 ピーチ「カメから人間が生まれるの?!」 ネス「あっ、あなた達は昨日の…。また会うなんて奇遇だね。」 ピチュー「ボクもまえに会ったよ〜!」 ポポ「もうどうでも、」 ナナ「いいじゃないですか。」 ガノンドロフ「そうだそうだ!ようし、音楽を流せ!」 城には明るい音楽が流れました。その音楽はあまりのボリュームの大きさに城の外にも響き渡りました。 自分の家でご飯を食べていたカービィにも― とっくに就寝していたリンクとマルスとゼルダとロイの耳にも― いつものように何でも屋を経営していたサムスとフォックスにも― 牢屋で日常を過ごすことになったファルコンとファルコにも― 次回の大食い野郎大会優勝に向けて練習中のゲームウォッチにも― 歌の練習をしていたプリンとそれにつきあわされていたミュウツーにも― 今日もおいしくカキを食べているピカチュウにも― 地下の世界全土に音楽は響きました。皆その軽快な音楽に耳を傾けています。 マリオ「みんなノッてるかー!」 ピーチ「はーい!」 マリオ「では俺のワンマンショーでもっと盛り上がろうぜ!」 ヨッシー「マリオさん、もう酔ってますね。」 ルイージ「ワンマンショーなんてつまらないぞー!全員のショーにしろー!」 マリオ「つまんない?俺のショーは楽しいぞ!」 クッパ「どーせ自分が楽しみたいだけだろ。ブーブー!」 マリオ「うわ、物を投げるな!わかったわかった。お前らにもやらせてやるよ。」 ガノンドロフ「なら最初は俺な。」 マリオ「何言ってんだ、言い出しっぺの俺が最初だ!」 ポポ「いいじゃないですか、」 ナナ「マリオさんが最初に、」 ポポ&ナナ「「やる権利はどこにもないんですから!!」」 マリオ「うっ、痛いとこついてくるな。」 ネス「うん。だからここは僕が…。」 マリオ「どういう経緯でお前がやるってことになったよ!」 ピチュー「なんでもいいからはやくショーみたーい!」 マリオ「よーし、俺の芸をみな!」 ドンキー「けっきょくお前がはじめウホ?」 そんなこんなで全員宴会を楽しみました。それはマリオ達に永遠に忘れられない思い出になりましたとさ。 めでたしめでた…じゃない!? マリオ「サンキュー!今日は楽しかったぜ!」 ドンキー「オレ達もウホ!」 ガノンドロフ「じゃあ飛空船で帰ろうか…あれ?」 ポポ「どうか、」 ナナ「しましたか?」 ガノンドロフ「飛空船が…故障だ…。」 マリオ「じゃあ俺達はこのまま地上の世界に帰るか。」 ピーチ「どうやって帰るのよ!」 マリオ「あ…。」 クッパ「我輩の飛空船を使えば帰れるが…。」 ガノンドロフ「こいつを直すには1週間はかかるぞ。」 ルイージ「これを使う他に帰れる方法はないのか?」 ネス「町へ行けば飛空船を売ってる店があるけど…。」 ピチュー「飛空船はたかいよー!」 ポポ「それにその町へ行くのと、」 ナナ「飛空船が手に入るのに最低1週間は…。」 ヨッシー「いずれにしろ1週間はここにいないといけないんですね。」 マリオ「まいっか。地下の世界も楽しいし。」 ルイージ「よくない!地上と地下はものすごく温度差があるんだぞ!」 ピーチ「そうよ、地下は暑いんだから。」 クッパ「今日の最高気温は1500度だっけ。昨日は異常気象ですごく寒かったっけ。」 マリオ「えー!あれで寒い!?フツーだったじゃん!」 ピーチ「そんなこと言われたら急に暑さが…。」 ヨッシー「今度は暑いです〜!」 マリオ「誰か〜!たすけてくれ〜!」 マリオ達は耐え切れない暑さにのたうちまわりました。 さて、マリオ達は無事地上の世界に帰れるのでしょうか?それはまた別の話。 終わり <出演者> ・兄…マリオ ・弟…ルイージ ・兄弟の近所に住む姫…ピーチ ・兄弟のペット…ヨッシー ・カメ…クッパ ・ゴリラ…ドンキー ・カニ…ピカチュウ ・受付/賞金首…ファルコン ・司会…プリン ・解説…ミュウツー ・大会出場選手…ゲームウォッチ、カービィ ・何でも屋…サムス、フォックス ・幸せの青い鳥…ファルコ ・天使兄弟長男…マルス ・次男…リンク ・三男…ロイ ・長女…ゼルダ ・雪の王子…ポポ ・雪の王女…ナナ ・雪の王…ガノンドロフ ・クッパの息子…ネス ・ネスの友達…ピチュー