カミングアウト大会!!(鳳麟 来夢作) カービィ「第87回カミングアウト大会の開催をここに宣言いたしまーす!!」 子供達「イエーーーーイ!!」 カービィはお気に入りのマイクで高らかに声を上げ、その言葉に子供達は賛成と言うように叫んだ! スマDXキャラ全員のいるこのリビングで。 題 ―開催!みんなの面白いことを暴いて笑っちゃおうカミングアウト大会!― フォックス「なんだよカミングアウト大会って?」 ロイ「っていうか今までに86回もやってたのかよ。」 突っ込みスピリット所持者の2人は冷めた目で子供達を見つめ、棒読みでそんなことを言い放った。 カービィ「ううん。ノリで87回って言っちゃった。」 プリン「実際にこれは第1回でしゅ。」 フォックス「じゃあ第1回って言えよ。」 カービィはまだマイクを持って喋っていた。しかもエコー付。 リンク「どっちにしろ良からぬ事を考えてるんでしょう?ダメですよ。」 ピチュー「そんなこと思ってないでチュ!皆チャマの隠してる面白いことを聞いて笑い転げようなんてちっとも思ってないでチュ!」 ファルコ「やっぱ良からぬ事を考えてたんじゃねーか!」 ネス「えー?そんなことないよぉ。ピチューも本当の目的を言っちゃダメだよ。ちゃんともっともな理由を考えただろ?   『僕らはまだお互いのことを全ては知らないから、みんなのことをもっと知りたいからカミングアウト大会をやろう。』って」 ピチュー「そうでちたね。」 ロイ「なんて用意週等な奴らだ!」(汗) リンク「しかも もっともらしい建て前の理由じゃないですか!」(汗) ガノンドロフ「どっちに腹黒い真実を知ったからには参加しねーぞ俺は!」 ナナ「ダメ。全員参加。」 ファルコン「ガキだけでやれ!」(怒) ネス「そんなこと大人全員で言うのなら・・・」 ネスはそう言うと目元を暗くし 悪戯っぽく口元をニヤッとさせ最高のPK技 PK〇〇〇Ωを繰り出そうとしてる。 〇〇〇のところに自分がカッコイイと思うものを入れてください。 周りが黒いオーラに包まれているのは言うまでも無い。それを見て大人達は無理だと思い歯向かうのを止めた。 プリン「この部屋から逃げようとしてもダメでしゅよぉ〜。全てのドアに古典的かつ簡単には出られない鍵をしたんでしゅから。」 クッパ「な?!けっこう頑丈に閉められておるぞ!」(ドアを開けようとしてる)) ファルコン「げっ?!こっちもだ!」(ドアを開けようとしてる) ネス「ちなみにMr.GAME&WATCHでも逃げ出せないようにドアの隙間を布ガムテープ20枚重ね貼りしておいたんだよ〜ん♪」 Mr.ゲーム「ウハア?!出ラレナイデスー!!」(ドアの隙間から出ようとしてた) ネスはMr.GAME&WATCHの名前をナレーションのように叫びガムテープのことを言ったらすでに隙間から出ようとしていたウォッチは手がガムテープに張り付いて出られなくなった。 フォックス「どこで知ったんだこんな方法・・・」(ガックリしてる) ルイージ「これは抵抗しないほうが身のためみたいだね。」(汗) カービィ「さーて前フリはここまでー!早速大会を始めたいと思いまーす!まず最初はロイ!」 ロイ「無いよ。僕にカミングアウトできるようなことなんて。」(いやそうな顔) ネス「ああそっか。もうすでに15歳で160pって背が小さいことをカミングアウトしちゃたもんね。」 マルス「これが公式っていうから驚きだよね。あと彼女がいるんだっけ?」 ロイ「あ いや そ それは 言うな って 言ってた じゃないか!」(赤面) 全員「<どもってる どもってる>」 カービィ「ちぇ〜 じゃあ次はマルス。」 マルス「僕もないよ。しいていうなら僕の身長は僕の大陸に帰ったら高い方ってことかな。」 ロイ「結婚してるんでしょ。」 女性陣「えー?!そうなの?!」 マルス「結婚はまだしてないよ。ただ結婚する5日前に戦いが起こっちゃって3日前に行ったからできなかったんだけどね。」 ピカチュウ「ごめんなさい。暗い過去聞いちゃって。」 ネス「素直にごめんなさい。」 マルス「わかればよろしい。んじゃ次はフォックスだよ。」 フォックス「なんでお前が仕切ってんだよ?!」 マルス「いいじゃん。もうこうなれば全員の聞こうと思うから。」 フォックス「オレだって無・・・」 ファルコ「こいつは料理ができるぞ。しかもその作った料理はうまい。」 全員「ええええええええええええっっっ??!!!!」(驚愕) フォックス「ファ・・・ファルk・・・」(怒) ファルコ「ちなみにロイと同じ悩みを持っていてアカデミーじゃ前から2〜4番目くらいだったか?」 ネス「ああ。あの身長順に並んでってやつ?」 ファルコ「ああ。それだ。」 全員「ウッソオオオオッッ??!!!!」(驚愕) マルス「ああ。だからロイが身長のことでちょっかい出されてるときは関わらなかったんだ。納得。」 カービィ「フォックスは大きいほうだと思ってたのにー!」(驚) リンク「これはいいこと(弱み)を聞きましたねぇ・・・。」(驚) フォックス「そういうファルコだって元宇宙暴走族のヘッドだったじゃないか!」 ファルコ「ああ。そうだが。」 ピチュー「それは知ってるでチュ。」 ポポ「他にないの?」 フォックス「・・・えっと・・・・・」(困惑) ファルコ「おら?どうした?」(余裕の笑み) フォックス「だー!悪いカミングアウトが思いつかねー!」 サムス「悪いのが浮かばないってことは良いカミングアウトは思いつくの?」 フォックス「字がメチャクチャうまくて夜露死苦とかがスゴク達筆だった・・・」 全員「<ファルコが達筆・・・>」 ファルコ「なんだよその意外そうな目は?」(怒) ナナ「ま・・・まぁある意味カミングアウトだったね。次はドンキー。」 ドンキー「俺か?・・・そもそもカミングアウトってなんだ?」 ピーチ「ダメね。」 サムス「やっぱり所詮猿だわ。」 ドンキー「ゴリラだ!」(怒) ポポ「じゃあヨッシー。」 ヨッシー「私ですか?そうですねぇ・・・赤ん坊だったマリオさんと旅したことがありますよ。      もちろんまだ子供のクッパさんも見ましたよ。」 マリオ「ヨッシー・・・その話は・・・」(赤面) ネス「マリオがオムツ一著の話でしょ。知ってるからいいや。他にない?」 ヨッシー「そうですねぇ・・・マリオさんとルイージさんに怒ると手がつけられなくなるので怒らないでと言われました。」 プリン「ヨッシーしゃんって怒るんでしゅか?」 ルイージ「うん。怒り出すと口調がファルコみたくなって声のトーンも下がって暴力的になるから怒らせないでね。」 全員「<想像つかない・・・あのほんわかしたのから暴力的に?>」 ネス「んじゃ次はクッパは無さそうだからガノン」 クッパ「なんだとー?!」(怒) ガノンドロフ「オレは・・・盗賊部族の王だとしかないな。」 ゼルダ「でもガノン以外は全部女性なのよね。」(棒読み) リンク「だから同姓の友達なんていないんだよな。」(棒読み) マリオ「周り全部女だとー?!」(話題に噛み付いた) リンク「ええ。しかも全員ナイスバディですよ。砂漠の民なので色黒美人ですよ。」 マリオ「紹介しろガノン!」 ガノンドロフ「お前ピーチがいるだろうが!まあかまわないが。」 リンク「あと。そのナボールっていう女性の人に子供のころよくイジメられてたんだって。」(邪悪な笑み) カービィ「これは衝撃の事実!ガノンはイジメられっ子だった!!」 プリン「うっわ!信じられないでしゅ!」 ピチュー「イジメられっ子っていうガラじゃないでチュよ!」 ガノンドロフ「そこまで言うかガキども・・・。リンクも覚悟出来てんだろうな・・・」(怒) リンク「戦ってやってもいいぞ。だが家具が壊れたらお前の責任でちゃんと直すか買ってもらうからな。」 リンクはゼルダとガノンドロフに対しては敬語ではなく普通の青年の口調だよん♪ ガノンドロフ「お前が壊したらお前がなんとかするんだな。」 リンク「ハッ!オレがなんとかする?ふっかけて来たのはお前だ。ここではオレが大家だ!オレが法律だ!!」 全員「<うわー!!オレ様リンク見参だー!!>」(滝汗) Mr.ゲーム「コノ家ノ本当ノ持チ主ハ私デスノニ・・・」(泣) フォックス「そうだったのか?」(驚) ピカチュウ「それもそれでスゴイね。」(汗+驚) カービィ「じゃあ次はファルコンのカミングアウト!」 ファルコン「無い!!!!!」(メチャクチャ大声) ネス「あるじゃん!そのメットを取ればカミングアウト成立よ!」 サムス「あ!それはいいわね!」 フォックス「それはいい!早速取れ!」 ファルコン「断る!!」 カービィ「なんで〜?ファルコンだけだよぉ。      スマブラ時代から素顔を明かしてないの。」 プリン「サムスしゃんはちゃんとスーツを取って     生活してるでしゅ!」 マリオ「そうだ!男に隠し事は無しだ!」 ピーチ「そういうマリオもまだカミングアウトしてないじゃない。でもファルコンの素顔は気になるわ!」 ドンキー「確かに気になるなぁ。取ってくれよ。」 ファルコン「断るっつってんだろ!なあルイージ。ピカチュウ。       ヨッシー!なんとかしてくれよ!」 ご指名の三人は皆のように声を出してはいないが、その顔は「僕らも見たい」という感じであった。 その三人をみたファルコンの反応はただ一つ・・・・・・・・・ 逃げるが勝ち!! ピーチ「あ!」 ネス「さっき逃げられないと言ったハズだy」 ネスがまだ言いかけてるとビッタンッとファルコンは床にコケた!全員はこのコケに足ズッコケするものもいれば 腹を抱えて笑ってる者もいた! だって36歳の体格のいいオッサンがビッタンッって全身でコケ・・・笑える!! その中一人だけ笑っていないものが居た。それは・・・ リンク「ダメですよファルコンさん。皆さんはちゃんとカミングアウトしたんですから。」 ネス「さっすがリンク!僕もさすがに思いつかなかったや!」 ファルコンはコケタ理由を理解しようとしていた。リンクの方を見てそれから視線を下ろすと自分の右脚は縄で縛られ テーブルの脚に結ばれていた。つまりは隠れることも出来ないよう知らぬ間にやられていたのだ。 その状況を理解しファルコンは焦り冷や汗を流していた・・・。 さあどうする?!36歳の敏腕レーサーのおじさん! ファルコン「そんなに見てーんならリンク!       お前がカミングアウトしてみろよ!!」 リンク「え?」 ファルコン「もちろん見たいやつ全員だ!       というよりここにいる奴ら全員!」 マリオ「そんなに見せたくないのか・・・」 ピーチ「女の秘密を暴こうなんて最低よ!」 男全員「<お前に秘密もなにも無いじゃねーか・・・>」 ファルコン「とにかく見たかったらカミングアウトするんだな!」 リンク「何言ってるんですか?あなたがこうやって倒れこんでる     だけで私達が優位だと何故気づかないんですかねー?」 そう言ってブラックなオーラを漂わせているリンクは倒れてるファルコンの頭にあるメットを掴み力を込めて言った。 ファルコンはメットを取られまいとリンクの腕を掴み必死に取られないようにしていた。 今回リンクさんが黒すぎて周りの人が脅えちゃってるよ・・・。 この状況を見て全員の意見は一致した。 全員「ガンバれリンク!!」 ファルコン「テメーらぁ・・・」(怒) リンク「そこまで拒むのなら私から     カミングアウトしてあげますよ。」 ゼルダ「それも興味深いわね。」 ネス「で?リンクのカミングアウトって?」 リンク「私は子供の時は8歳でした。」 マルス「へぇ〜。8歳・・・・・」 ロイ「ちょっとまてー!!じゃあ僕と同じ歳じゃないか!!」 全員「はあああああああああああああっっ???!!!!!」 リンク「ええ。そうですよ。」 ロイ「なんで同じ15なのにそんなに違うのさー?!!」  リンクの歳は公式設定です。イヤマジ。ニンドリ公認です。 リンク「牛乳ばかり飲んでましたから。     あと釣りで魚も食べてましたし。」 フォックス「15であんなにデカクなるもんなのか・・・?」       (メチャクチャ落ち込んでる) ロイ「秘訣を教えてくれー!!」 そういいながらロイはリンクの首元をつかんだ。 その行動が示す意味はただ一つ! リンク「ちょ ちょっとロイさん!離してください!じゃないと     ファルコンさんがっ・・・」(襟首をつかまれてる) ロイ「ヒドイよヒドイよ神様!どうしてリンクはこんなに    大きいのに!」(がくがく揺さぶってる) マルス「ロイ・・・早く離さないとリンクが怒っちゃうよ。     それにファルコンも逃げちゃうし」 ファルコ「逃げられた!」 子供達「ロイのバカー!!」 ネス「でもここには逃げ場なんて無いからって居ない?!!」 サムス「どこに言ったの?!」 ロイはこのあとみんなにこっぴどく怒られたとさ。 さて・・・ファルコンはどこに逃げたかと言うと・・・ ファルコン「助かったぜミュウツー。」 ミュウツー「・・・礼には及ばん。何か目的があるのだろう?       顔を隠すことには。」 ファルコン「・・・ああ。誰にも見せれないんだよ。」 そう。ファルコンはミュウツーに頼んでテレポートで屋根の上まで逃げたのだった。 ミュウツーはみんなの居た所とは少し離れて読書をしていたため みんなに存在が気づかれなかったのだ。 それに気づいたファルコンはリンクがカミングアウトしたあとにロープを切り、ロイがリンクに掴んだことで逃げたのだ。 ミュウツー「そういえば私もカミングアウトとやらを       やっていなかったな。」 ファルコン「へ?それはリビングでやればいいじゃねぇか。」 ミュウツー「いや。お前に関係するカミングアウトとやらだ。」 ファルコン「俺に?」 ミュウツー「私はお前の素顔を見たからな。」 ファルコン「なっ?!!」 ミュウツー「出会って間もない頃に透視でな。安心しろ。       言いふらしたりはしない。では私は自室に行く。」 そう言ってミュウツーは姿を消した。立っていたファルコンはその言葉を聞いた瞬間腰を落とし、顔を引きつらせていた。 カービィ「いいもん!ぜったい今度の第78回カミングアウト大会でファルコンの素顔を見てやるもん!」 ピカチュウ「カービィ。数字が減ってるよ。       正確には第89回だよ。」 ポポ「もっと正確に言えば第2回だけどね。」            おわり