『ゴールデンバッテリー』太作 第一章 〜出会い〜 監督「解散!」 部員「ハイ!!!」 〜帰り道〜 ???「あ〜,中学の練習も今日,たった今終わったんだな〜」 彼の名は加藤 信一。東山中学校でピッチャーをやっていた。 球速と変化球は普通に良いし,コントロールはチーム内でも1,2を争うほど良い。スタミナはあまり無いため,抑えのエースとして投げていた。 ???「ホントだな〜。でも次は高校で頑張っか」 彼の名は山内 洋介。加藤とバッテリーを組んでいて,リードと肩に自信あり。ただ,ショートバウンドが苦手だ。 加藤のコントロールと,山内との仲のよさでバッテリーに選ばれたのだろう。  この二人がこの話の主人公である。二人とも名門となったパワフル高校に入学するつもりだ。 〜加藤宅〜 ピッ(リモコン音) 加藤「お,野球やってる」 それでは,野茂投手のことやっていた。 加藤「お!野茂じゃん!」 実は加藤は野茂投手のファンなのである。 加藤「これがトルネード・・・。」 母「信一!早く寝なさい!」 加藤「TVちょうど終わったし,今すぐ寝る!」 これが彼とトルネードとの出会いだった。 第二章 〜誕生〜 山内「お,来たか」 加藤「お〜っす」 二人「さ〜て,やるか!」 今日は学校が休みだから,校庭を借りて練習しようと思っていたのだ。 加藤「オレ,昨日やってみたいことが見つかったんだ!」 山内「オレも!奇遇だな〜」 加藤「まずオレからね」 山内「いいよ」 加藤「お〜し」 ビュッ ズバァーン  校庭じゅうに気持ち良い音が響き渡った。 山内「ト、トルネード・・・?」 加藤「うん。まさかこんな上手くいくとは」 なんと加藤は軽いシャドウピッチのみでトルネードの感覚を掴んだのだ。 山内「あんまコントロール落ちてねーなー。んジャ次オレな」 加藤「おお」 山内「実戦形式でオレバッターやる」 加藤「ふーん」 空振り・ファールでツーストライク ビュッ カキィィィィン 山内「ライトフェンス直撃弾♪でも良い球だったなあ」 加藤「まさかアレ・・・振り子打法?」 山内「うん」 彼も軽いシャドウ素振りで感覚を掴んだ。 二人のセンスが開花し,新兵器を取得した二人。高校では,どんな活躍を見せてくれるのだろうか。 〜第三章 高校〜 キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン 加藤&山内「部活♪部活だ♪」 ???「・・・おい」 二人「あ!鉄ちゃん」 ???「お前ら部活のために学校来てるだろ」 彼は金田 鉄朗。クラスメイトで二人の友達。その名の通り鉄壁のような守備でショートを守る。 ちなみにこの三人で「鉄壁デルタ」と呼ばれている。 二人「うん。もちろん」 金田「もちろんって・・・。オレもだし(笑)とにかく部活行こ!」 〜グラウンド〜 監督「まずは自己紹介だ!3→2→1の順に言っていけ」 ???「僕はキャプテンの高田 拓也だ。ピッチャーだ。」 新入部員「でかいな」 加藤「180〜190はあるな」 自己紹介も終わり・・・。 監督「まずは投手のレベルを見よう。加藤・山内のバッテリーからだ。直球・変化球 どちらからでもいいぞ」   山内「(直球でコントロールを見せつけるぞ。オーバーだ)」 シュッ パァン 監督「130`・・・。普通だな」 山内(次はトルネード)」 シュッ   バァン 監督「140`!?コントロールも落ちていない!トルネードなのに・・・。」 山内「得意なカーブからだ。次はスライダー,その次はシュートだ」 シュッ ククッ パン 監督「キレもなかなかだ」 投手テストが終わり・・・。 監督「次は打撃だ。投手は今は良い」 そして・・・   監督「次!山内!」 山内「おおおおおっしゃあああああ!」 加藤「五月蝿くねえ?」 山内「すいません」 仲が良い。  山内が右打席に入る。 山内「おんしゃーす!」 監督「おう!」 監督がトスする・・・。 フワァ ギイイイィン スタンドイン。   ギイイイィン フェンス直撃。 ギイイイィン フェンス直撃。 全員「すご・・・。」 こうして全員テストし・・・。 監督「全員の実力はわかった。今日は解散だ!ゆっくり休んでおけ!」 全員「ハイ!」 〜第四章 練習試合〜 3章から三日・・・。 監督「今日は1年のみの練習試合だ!あかつきだからな!強豪だぞ!いいか,勝つんだ!悪くても同点だ!」 全員「ハイ!!!!!」 〜あかつきグラウンド〜 山内「ひっろいな〜」 加藤「すげえ・・・」 ???「やあ,君たちか」 全員「あ!猪狩守!」 今日は1年のみだからね。甲子園予選では共に頑張ろう。あ,そろそろ試合開始だ。」 両校「おんしゃーす!」 〜一回表〜 ウグイス嬢「一番 センター 野呂君」 野呂「塁に出たるか」 俊足・ミートに自信あり。 コン 敵ピッチャー「セーフティ!もらっ・・・あれ?」 もう野呂はベースの前。 ウグイス「二番 セカンド 河野君」 コン ナイスなバントと野呂の俊足でランナー三塁。 ウグイス「三番 ファースト 山田君」 山田「打とう打とう」 パワーが自慢。 山田「ただいま。」 全員「一分・・・」 三振した。 ウグイス「四番 キャッチャー 山内君」  ホームランか三振か。はたまた凡打か。今山内が打つ。